JARIKO story

自身の欲求と感性に従い、物作りを通して経済独立を目指す!

夫婦の夜の営みが苦痛だったあの頃、、、

毎度、ツナギです。

 

あの頃は若々しかった20代の頃のお話。

 

当時20代前半で結婚をした俺は小さなアパートで奥さんと暮らしていましたが、SEXをするにも集合住宅という環境化での夜の営みに住民への配慮や戸惑いがありました。

 

SEXは基本夜にする行為という固定観念も少なからずありました、周りの住民のことが気になってしまいます音とかね。雰囲気を良くするためSEXまでの流れを考え準備をする、前戯から始まりしっかり奥さんにも絶頂を迎えてもらわなきゃいけない一連の動き。もちろん自分自身も気持ちよさそうにフィニッシュしなければ奥さんに失礼な気がする、そんな想いがあの頃は強かった。

 

ちなみに俺はオナニーが大好きだった手前、それでSEXをしないと言うのは言い訳も出来ません。奥さんも周知の事実。

 

結婚前の約束で「レスになったら離婚する」って条件がありました。

 

SEXが好きだからということではなく、夫婦として上手くやっていくためにコミュニケーションの一環として必要なことだと2人共理解していましたが、誘うのは男の方から。これも俺の勝手な固定観念ですね。

 

SEXに関するあらゆることが男の主導で、しかもその行為を進んで実行しなければいけないことに俺は疲れていました。

 

楽しいことのはずなのに、楽しめていない。SEXに対してのイメージがどんどん悪くなり、負のループに陥っている最中でした。

 

そろそろ子供を作る時期になってきました、結婚も2年目くらいだったかな?20代中盤になりましたが俺はまだ子供より夫婦だけの時間を楽しみたかった、子供という大きな責任を抱えることに前向きになれませんでした。その些細な奥さんとのズレが次第に大きな溝になって結果俺たちは3年で離婚することになったのです。。。

 

ここで話は飛ぶのですが、20代後半の最後に俺達は再婚しました。

 

皮肉にも奥さんの誕生日は「いい夫婦の日」で再び入籍して再スタート。

 

もう俺達もいい歳になりました、奥さんの年齢を考えれば急がないと高齢出産に差しかかってしまいます。女性の体に負担をかけることは俺の本位ではありません、本気の子作りが始まりました。

 

作ろうと思えばなかなか簡単には子供はできないもんなんですね、出せども出せども出来ずに驚たものです。

 

月日は流れて俺達は不妊治療に踏み切り病院に行くことになりました。男性の検査は精子の数と状態のチェック、病院の個室の中にはDVDとエロ本があり自分の趣味ではありませんでしたが難なくフィニッシュしました。好きなので。

 

精子の数も状態も年齢と比べれば若く元気なものでした、病院での検査をしなければどちらの方に問題があるのかは分からないので自分が種無しじゃないことにひとまず安心しました、奥さんの方は卵子が少し減少傾向にありましたが問題はありませんでした。

 

ここから排卵日に合わせてSEXをする日程が組まれます、出来れば自然妊娠が1番好ましい妊娠の仕方。体内、体外受精はお金もかかるし健康な体を作るためにいろいろな制約が課されることもあります、禁酒とかね。

 

今回は目的があるため離婚の前ほどSEXに抵抗はありませんでしたが、日程に合わせてSEXするのはこれまた大変なことでした。

 

気分も調子も上がらなくても妊娠のタイミングは待ってくれません、狙って卵子を撃ち抜かなければいけないのです。

 

これには奥さんも参ったらしいです、SEXするにも雰囲気もなにもありません。仕方なくでもSEXしなくてはいけないのはお互いに結構な苦痛でした。

 

約半年くらいの不妊治療だったかな?それでも30万円近くの金額が掛かりましたが初めての妊娠が確定して俺達は喜びました、望んで作った初めての子供ですから。

 

無事に出産して初めての子育てが始まってからというもの俺達2人は親として奮闘しました、いろいろとお互いに忙し過ぎて2人共当時の記憶がありません。

 

昔は前向きになれなかった子供がこんなにも愛おしいものだとは知りませんでしたが、新たな問題も発生したのです。

 

生まれてまもなく親と同居することになったのですが、子育てと同居で奥さんとの2人きりの時間がほぼ無くなりました。妊娠から子育ての当初で1年近くSEXをしていません。

 

今度はお互いにSEXしたくてたまらない、、、

 

年子が生まれるメカニズムですね。

 

出来なくなるとしたくなる。この矛盾と忙しさが俺に火を付けてしまいました、俺の性欲は爆発して今ではチャンスがあればいつでもSEXするようになり、昔とは逆で普段から奥さんに熱くアプローチを試みては奥さんに呆れられるほどのSEX好きになってしまいました。出来ないと逆にストレスが溜まるほどに。

 

夜とか昼とか関係ない、チャンスがあるならいつでも楽しみたい。

 

若い頃は色々な固定観念に囚われて「俺がしなきゃいけないストレス」が強かったですが、追い込まれるとこんなに変わるものなんですね、現在は2児の親となりましたが以前よりも生活が忙しくなった中でさらに性欲が強くなり、SEXはしたいけど妊娠は避けたいので本気でパイプカットを検討しています。

 

出せなくなると出したくなる、、、

 

奥さんにピルなんか飲ませたくないですからね、人体実験するなら自分の身体を改造します。

 

昔はSEX嫌いだった俺が、逆にSEX大好きになってしまったお話でした。人はどう変わっていくのか分からないから面白いですね。

 

ではまた。

 

 

私がとらわれていた「しなきゃ」

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