今週のお題「卒業したいもの」
人間不信から卒業したいのかもしれない。でも無理かもしれない。
いらっしゃい、ツナギです。
昔から他人が少しも信用できないことに悩んだりすることがしばしばあります。過去に大きい裏切や普通では起こり得ない体験をいくつか経験したことが原因なのは分かっているけど、それは多感な思春期の頃の話でかなりショックが大きかった。悩むのは信用出来る方が人生生きやすいと思うからだ。
ショックな出来事でも悪い反面良いこともある、その過去のおかげで俺はメンタルが強靭になった。同じくらい神経質にもなったが、、、
そんな過去があり俺は孤独を好むけど、信用に足る人物達と素敵な人間関係を作りたい願望が少なからず心の奥底にあるのは自分でも気づいている。
勘違いしてしまうかもしれないが、リアルでの表向きの俺はこんな悩みを抱えているようなキャラには決して見えない容姿で陽キャ。根暗な見た目ではないし結構人が寄ってくる体質で誰とでも話しますが、そんな一面があったりするのよ。何でも気さくに話しているように見えても本心は決して見せない。寄って来るからとしても他人への不信感は拭えないよ。
ポーカーフェイスの達人かもしれない。
そんな俺の心情がマッチするフレーズがある漫画のセリフを忘れられずに覚えている。
いくつか心に引っかかるセリフがあるので書き綴ってみる。
「君たちを心から愛しているよ。そして憎くてならない。」
これは人間という生物に対して言っているセリフで、これと同じ思いを俺は抱き続け悩んでいる。とても矛盾した複雑で心理な気持ち。過去のトラウマが無ければ俺はもともと素直に人のことが好きなんだと思う。
もう一つのエピソード
幼かった 誠実に真実を見極めようとすうるほど言葉は誤解され まだ弱い魂は傷ついた 誰も自分ほどには真実は大切なものでは無いのだという事実もまた僕を深く傷つけた
僕は冷たかったことなんか一度もない 言葉が誰にも届かない あの言いようのない絶望感
大学に入って 社会人になって いつまでも青臭いこと言ってても仕方ないから当たりさわりない人ずきあいするようになった 真実がどうだのとアホなこと言って人に誤解されて自分を使いべらすこともない
楽だな でも空しい 他人になにも期待しなくなった今のほうがあのときより ずっと冷たい
ひとりで暮らすようになった 大人になるっていい 自分ひとり食わすことができれば 好きにしていいんだから
なんて人間味のあるエピソードなんだろう。これにも似た気持ちを抱えて生きてきた自分。だから最後の台詞のように一人を好むようになった。
みんなでワイワイなんて歳じゃないけどそんなひと時があってもいいよなとか思う、逆に歳をとったからそう思うのかもしれない。深い話ができるようなそんな友が欲しいのかな。
こんなオッサンになって世の中捨てたもんじゃないと思いたいのだ。
卒業したいのは、他人への不信感。
ちなみにこの漫画は「彼氏彼女の事情」という少女漫画。男が少女漫画なんて の壁を壊した繊細な心のエピソードが多い名作です。是非読んでみてください。
ではまた!