Jarikoikstory

自身の欲求と感性に従い、物作りを通して経済独立を目指す!

走馬灯をみた

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 

いらっしゃい、ツナギです。

 

ヤンチャしてた16歳の夏。なんてことない原付きバイクの単独事故。

 

カーブの先に突然現れた片側車線規制の道路工事、俺は結構なスピードを出していたけど障害物は対向車線側で工事箇所を交わしてすり抜けようと思った瞬間対向車線の物陰から飛び出してきた乗用車に俺は焦った。

 

ヤバい!ぶつかる!

 

焦って体制を崩した俺はスローモーションで時間が流れ始めた感覚を今でも覚えている。たった1秒が限りなく伸びていく感覚の中で俺はそれまでの人生を一瞬で見た。まさに絵に書いたような頭の中の走馬灯だった。

 

おそらくコケてバイクが倒れるまでのほんの数秒の出来事。わずか2、3秒だと思うけどあの感覚は極限状態の集中力だと思う。コケながら視界に見えている情報と走馬灯の記憶を同時に感じるんだ。人間の感覚というのものは凄いと思う。

 

火事場の馬鹿力というものがありますが、普段生活するのに使用している脳や体の機能はほんのわずかなもので人間が持つ本来100%の力を発揮できるならあんな状態なんだと思います。あの力をいつでも出せるなら苦労はないですが自分の未知の可能性と本来の底力を実感しました。

 

俺はバイクでコケて引きずられながらも急いで立て直してその場を後にした。

 

俺は無免許だったからだ。若いなー笑。

 

相手の車にぶつかったわけではないけれど、あれは相手がこちらに気づかず出てきたので向こう側にも過失がある事故。相手もかなり焦ったと思いますが俺はそれどろではない、警察を呼ばれたら捕まってしまう。

 

逃げることに必死で、落ち着いた後に足を見たら血まみれでビックリ。サンダル越しにバイクに挟まれた親指の3分の1は綺麗に削り落としてしまいました。気づいたら痛かったなー笑

 

その時は痛みを感じないことも人間の可能性の一部ですよね、指カットしてんのに凄いわ。

 

死ぬ意識はありませんでしたが、走馬灯を見たのは自分の意識外で死を感じたのかも知れませんね。そんな経験があっても俺は今でも楽しくバイクに乗ってます。本当に好きなものってそんなもんですよね。

 

ではまた。