JARIKO story

自身の欲求と感性に従い、物作りを通して経済独立を目指す!

ヨーロッパ目打ちとビニモMBT

いらっしゃい、ツナギです。

 

自分用の練習シャグポーチでは三つ折りの背面に立体ポケットを付けてジッパー仕様にしましたが、今回のシャグポーチでは手巻き用の巻紙を取りやすくするペーパーホルダーを追加で付けました。

 

 

frandria.hateblo.jp

 

 

ツナギは煙管喫煙なのでペーパーは使いませんが、このシャグポーチを使うお客さんのことを考えて広くニーズが反映されるように試行錯誤した設計です。

手巻き用のペーパーホルダー追加

シャグ入れポケットの上部にはライターやフィルターを収納できる手巻き道具入れポケットを付けて2層構造にしました。

制作工程の手順を考えて先に上部のペーパーホルダーを仕上げていく。

 

今回が初の実践となるヨーロッパ目打ち、菱目打ちとの違いはどうなのか楽しみにしていました。今回の牛革は柔らかい革を使用していますが、新品のヨーロッパ目打ちということもありスイスイ刺さっていきます。

 

鋭利過ぎて土台も貫通してしまいそうなほどです、アブネー、貫通して刃を駄目にしてしまうかと思った。

ヨーロッパ目打ちでの穴あけ

縫い糸も今回初の物をチョイス、わざわざ東京まで現物拝みに行って購入してきたビニモMBT#5。今まで使用していたおそらく#0の太糸の半分くらいの太さの糸で糸色が豊富にある中で迷いましたが、金ピカカシメに近い糸色を選びました。

 

 

frandria.hateblo.jp

 

 

蜜蝋に糸をくぐらせていざ手縫い開始!MBTのポテンシャルはいかなるものか。

ビニモMBT#5を蝋引き糸で仕立てる

ひし形の縫い穴が開く菱目打ちに対して、ヨーロッパ目打ちは斜めの線で穴が開く。

 

今回使用している柔らかい革にヨーロッパ目打ちで穴あけすると、綺麗に穴が閉じてしまいます。空けたはずの穴が見えない、、、

 

黒革なのでさらに見えづらかったですが、感覚で穴を探しながらの作業です。

 

仕上がったペーパーホルダー。縫い穴、糸色、糸の細さ、言うことなしですね。イメージ通りの出来になりました。

輪郭が出て良い感じです

この先の手縫い工程の難しさもあり、どう仕上げていこうか試行錯誤の連続ですが、考えている時間がとても楽しいです。今月中に仕上げて販売開始する計画です。

 

売り場はいろいろありますが、最初はminneに出品してみようかな。

 

完成までじっくり取り組みたいと思います!

 

ではまた!