いらっしゃい、ツナギでっす!
金・土・日・久々の3連休。家族サービスをしようと日帰り旅をするため出かけたんだが、人生最大のミスをしてしまった。
以前に一人でツーリングした目的地がいくつもある中で、家族に絶景観光スポットを見せようと思っていた目的地とは真逆の方角に車を走らせて、気がつけば違う目的地に着いてしまった。
ツナギ最大の汚点となる勘違い旅行を決行。
記憶を頼りに旅をするもんじゃない、ナビで走った道は覚えない、目的地付近でなんか違うくね?と思ったらそれは、、、
時すでに遅し!2時間以上も車を走らせた後だったからな!
いつも寝不足なのが良くない、記憶が曖昧になる。みんなも気おつけたほうがいい旅の計画は慎重にな!
さて、そんなこんなで本業と朝活と家事育児に追われる中で前回の続きを書いていこう。
前回作った型紙を革にけがいて裁断編。
革には部位によって伸びやすい方向や、傷やシワや汚れなど様々な表情があるが、作る物によって切り取る部位も考えなければならない。
例えば重さの掛かるショルダーの紐を革で作るなら、伸びやすい方向で革を裁断して制作すると失敗するわけだ。伸び止めテープなどもあるが革の特性を把握して制作するのが望ましい。
今回の革は鞣し(柔らかさ)の具合や厚みのある革で小物を制作するので部位は気にしないで切り取る場所を決める。
無駄が出ないような場所を選び、先ずは大まかな裁断で小さく小分けに切る。
革包丁を使用していくぞ!
ダンベルは重くて型紙をガッチリホールド!だが裁断しずらいぞ!重りは何でもいいけどだらしない体にならないためにもダンベルを使おう!(ツナギ流)
しかしなんて硬い革だ。厚みもハンパない、計測器が無いので正確な厚みは分からないがおそらく3㎜はあるぞ、木材を切ってるみたいだ。
小分けにしたらズレないようにしっかり固定して目打ちでなぞるようにけがいていこう。
革に傷を付けないように慎重にな。革は傷が付いたら目立ちます。
けがいた目打ち線をなぞるようにカッターや革包丁を使用して綺麗に裁断していく。
細かな道具が充実していれば、どんな曲線も綺麗に裁断できるがツナギは持っていないので主に革包丁のみです。
切断面は直角に真っ直ぐ切った方が仕上がりが綺麗に見える。
ここで厚めの革の注意点。厚い革は曲げた時に戻る力が強いため、曲げたい箇所はしっかりと漉き(薄くする)をして理想の形にもっていく。
今回はヤスリで削って薄くして曲げ癖をつけていこう。
革の切断面は場合にもよるけど、最終的に丸く整えるのが美しいとされているため切断面の処理をしていく、ヘリ落としを使用して直角に切った革の角を切り落とす。
再度型紙を当てて後に付けるパーツの印を付けておこう。
作りによっては先に印を付けたり、パーツ取り付けの穴を開けるなどの作業をしておかないと後々取り付けできなくなったり作業しずらい状況になったりするので、作業工程はしっかり計画しておこう!
次の工程が地道な作業。
裁断後の仕上げ処理、切断面は革のボソボソが激しいしトコ面とギン面(裏と表)の表情がハッキリ出てしまうので格好が悪い。綺麗に仕上げたいならこの切断面にトコノール(ノリ、処理剤)を散布して、馴染ませるように指や道具を使用して処理を施していく。
綺麗に仕上げるには時間がかかる作業だ。
リューターなどの電動工具があれば早いのだけどな、やはり道具がほしい。
処理の比較を見てみよう。処理剤の馴染むことによって色ややボソボソ感など明らかな違いが分かると思う。
こんな違いを知っておけば、革製品購入時の価格に見合っているかが分かる。
切断面の処理は他にもあるが、今回は一つの例として。
実際に作業しているツナギは肩が凝ったので今回はここまで!
ではまた!