JARIKO story

自身の欲求と感性に従い、物作りを通して経済独立を目指す!

革包丁のメンテナンスをしてみる!

いらっしゃい、ツナギです。

 

本業のお盆休みを活用していろいろと考えてやりたいことを計画しておいたのだが、、、

 

出だしから頓挫さ!

 

例のごとく娘が高熱を出す。

 

連休の度に子供たちは何かしらの病気になる、子育てあるある。自分の思い通りに事が運ばないのが子育てさ、いちいち気にしなくなったツナギも大人になったもんだ。

 

出かける予定が看病に変わり、家で出来ることに切り替える。

 

以前から気にしていた革包丁のお手入れだ、切れ味が悪すぎる、道具は買って置いたので開始してみる!

 

全てが安物(笑)

 

1000番の砥石と、ねっとりな研磨剤。まずは砥石を水に10分程浸して馴染ませる。

 

水を吸収してプクプクする

 

食材で使うキッチン包丁は刃がVの字だが、革包丁は片刃。横にして平たい面を綺麗に仕上げていく。

 

職人って感じだぜ

 

シュウシュウと研ぐ音がするのがたまらない、なにかに取り憑かれた様に刃と向き合っていると変な気分になってくる。最高の切れ味にして、、、、

 

早く切りたい、、、、、

 

この感覚はヤバい(笑)

 

昔の刀鍛冶の気持ちがよくわかる。

逆面は刃を立てる

次は逆面にして片刃の刃を立てて尖らせる様に研いでいく。

 

シュウシュウ、シュウシュウ、研いでいく、、、

 

 

切りたい、、、

 

 

おっとっと、またしても入り込み過ぎたか。気おつけねば。事件になってしまう。

 

砥石で刃をある程度作ったら次の工程はコンパウンドで仕上げの研磨をしていく。

端切れの革を使うよ

 

砥石を厚手の革に変え、コンパウンド研磨剤で砥石の工程と同じ手順で仕上げていく。

 

研磨剤が黒くなり、砥石での荒削りな刃先が更に細く、鋭利になるように革上で研いでピカピカに磨き上げる。

 

試し切りして革に吸い付くような刃先が出来上がったら完成です。

 

ピッカーン!

 

今回、この安物の革包丁は初研ぎだけど、最初から切れ味が悪かったためか砥石からの工程を3回繰り返しました。2時間もかかっただろうか、、、、

 

砥石で刃を作るのも難しいですが、意外にも仕上げの研磨剤をしっかりやらないと切れ味がだいぶ違うことに気が付きました。

 

それでも納得の切れ味にはならず、また今度研いでみます。最初から刃面の精密さが甘いのか、砥石の番手をもっと荒目の物にしてガンガン削りたかったです。失敗とまでは言わないけれど、やっぱり安物はそれなりのクオリティってことですね。

 

 

良い道具が手に入れられる様に物作り頑張りたいと思います。

 

ではまた!